凍害は固まる土や土舗装材の内部に含まれる水分が原因で発生します。
水は他の物質と異なり、液体よりも固体で体積が大きくなります。水が液体から固体に状態変化するとき、周囲は膨張による圧力を受けることになります。
また、セメント系固化材は1か月以上をかけてゆっくりと固まっていきます。施工初期の強度が十分に出ていない段階で水の状態変化による圧力がかかると、ひび割れなどが発生します。
以上から、固まる土や土舗装材は、強度が十分に出ていない段階で、氷点下の気温にさらされて内部の水分が氷になると、ひび割れなどの凍害が起こります。
対策
一番の対策は、氷点下になる時期に施工をしないことです。
他の対策は、
- 温度が氷点下にならないように、保温マットで養生すること
- 水が氷になる温度を下げるために、防凍剤を加えること
があります。