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用語集

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真砂土

真砂土(まさつち・まさど、英語: Decomposed granite soil)とは、花崗岩が風化してできた砂状の土壌です。

代表的な客土として用いられる反面、特殊土壌地帯災害防除及び振興臨時措置法(特土法)で指定されている特殊土壌であり、普通土とは異なる性質を持ちます。

真砂土は“きれいな砂”から名が付いたと考えられていますが、いつ頃どの地域の誰が名付けたかは不明。古くから文学的表現に用いられていたといわれています。

読みは業界によって異なります(2014年時点でNHKでは土砂災害のニュース(土木系)で「まさど」、趣味の園芸(園芸系)で「まさつち」)。

地盤工学会では「まさ土」表記で定義されているように「まさ」「マサ」のかな表記が用いられています。2018年平成30年7月豪雨での大手新聞各社における表記は、読売・朝日は「まさ土」、毎日は「真砂土」、産経は「まさ土」あるいは「真砂土」を用いています。

瀬戸市周辺の愛知県から岐阜県にかけての地域では「砂婆(さば)土」と言われいます。静岡県富士山周辺に富士マサと呼ばれる土壌があるが、これは火山噴出物であるため別ものになります。